みなさんこんにちは。
本日は、エビスザメの生態についてまとめていきたいと思います。
ヱビスザメは、日本に生息する深海性のサメです。
名前の由来は、日本神話に登場する海神・恵比寿にちなんでいます。
体長は最大でも1.2~3メートル程度で、小型のサメの一種です。
深海で生活するため、外見も独特で、骨格が柔らかく、透明な皮膚を持ち、目が大きく、鰓裂も小さいです。
沖縄や南西諸島を中心に日本近海に分布しており、深海性のため、生態についてはまだ十分に解明されていません。
この記事ではヱビスザメについて詳しく解説していきます。
目次(クリックで飛べます)
エビスザメの写真(画像)!鳴き声の特徴や性格は?学名や英語で何ていうの?名前の由来はなに?
(インスタグラムsuizokukangasukinadake様より引用)
エビスザメは鳴くことができません。性格は穏やかで、臆病者です。
名前の由来は、恵比須と呼ばれる日本の神様の名前に由来します。
ヱビスザメの学名はNotorynchus cepedianusです。英語では「Seven-gilled shark」と呼ばれます。
次はヱビスザメの生息地や原産地についてお伝えします。
エビスザメの生息地(分布)はどこなの?原産地はどこ?
エビスザメの生息地は、主に世界中の温帯・寒帯の海に分布しています。
北極海や南極海、大西洋の沿岸、地中海、インド洋、太平洋など、様々な海域に生息しています。
ただし、特定の場所によっては数が減少していることもあります。
エビスザメの原産地は正確にはわかっていませんが、化石記録からは「十二軟骨目(ネコザメ目)」のひとつとしてすでに、ジュラ紀中期あたりには存在していたことがわかっています。
次はヱビスザメの大きさや寿命についてお伝えします。
エビスザメが成体になると最大でどれくらいの身長や大きさ(重さ)に成長するの?寿命の平均と最長は?
エビスザメは一般的に成体になると、体長2.5m〜3.5m、重量150kg〜300kg程度になります。
寿命の平均は不明ですが、捕まえられた個体の歯に基づく年齢推定からは、約20年程度とされています。
一方、最長記録は女性の個体で、体長約4メートル、推定寿命は72年とされています。
しかし、一般的には都市近接地域での漁業活動や人間による乱獲の影響で、長い寿命を持つ個体がなかなか生き残れず、長寿なエビスザメが限られてくることが指摘されています。
次はヱビスザメの食性についてお伝えします。
エビスザメの食性!肉食なの?それとも草食?何を餌にして食べていたの?
エビスザメは肉食動物です。
主に魚、イカ、甲殻類などを食べます。
また、小型の哺乳類や鳥類も狙います。
エビスザメは強力な顎を持ち、獲物を捕獲するために7の鋭い歯を使用します。
彼らはまた、自分自身を守るために、7本の鰭の1つを鋭利な武器として使用することもできます。
次はヱビスザメの種類についてお伝えします。
エビスザメの種類はなにがいるの?似ている種類や品種は?
エビスザメにはいくつかの種類があります。
日本近海ではヒレナガエビスザメ(Centroscyllium nigrum)やクロエビスザメ(Centroscyllium fabricii)、カヤネズミエビスザメ(Etmopterus baxteri)、ウミテングエビスザメ(Etmopterus princeps)などが生息しています。
アメリカ西海岸でよく見られるのはボードパウエル(Chondroscyllium hubbsi)です。
また、似たような外見を持つ種に、アカマツカサエビスザメ(Centroscyllium ritteri)やミルウオカサエビスザメ(Centroscyllium ornatum)、ツキノワグマカサエビスザメ(Etmopterus lucifer)などがいます。
次はヱビスザメの値段についてお伝えします。
エビスザメの化石や模型は販売されているの?値段はどれくらい?
(インスタグラムsharkteeth_extincthunter様より引用)
エビスザメの化石や模型は、オンラインで購入することができます。
価格は、化石の場合、種類や保存状態、出所によって異なりますが、数千円から数十万円以上と幅があります。
模型の場合は、大きさや素材、製作者によって価格が異なりますが、数万円から数十万円程度のものが多いです。
ただし、市場に流通しているエビスザメの化石や模型は、違法に捕獲されたものや不正に取引されたものが含まれることもありますので、購入する際には信頼できる販売業者を選ぶようにしましょう。
また、化石や模型は、販売されていても所持や持ち出しに法律が関係してくる場合があるため、詳しい情報については事前に確認することをおすすめします。
それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!
エビスザメのまとめ!
「ヱビスザメ」は、主に太平洋の深海に生息している、中型の肉食魚です。
学名は「Notorynchus cepedianus」。
体長最大で約3.3メートルほどで、寿命は約20年程度とされています。
餌は他の魚類、イカ、甲殻類などで、強い顎で捕えます。
また、小型の哺乳類や鳥類も狙うため、食性は肉食です。
鳴き声は発しているとはされていませんが、体に存在する電気受容器によって、獲物を探知しています。
似た種類として、オウギザメやヒレナガエビスザメが挙げられます。ヱビスザメは、深海に暮らす神秘的な生き物の1つであることがわかります。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
(アイキャッチ画像は、インスタグラムsakanabooks_様より引用)
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